【往還集123】11「ヒデリ」について

 昨日、TOKYOFMに行ってきた。「内館牧子のエコひいきな人々」に招かれて。清水浩さん(慶応義塾大学教授)、安岡善文さん(東京大学名誉教授)も加わる。少し時間があるので、半蔵門近くの堀端を散策したら、ジョギングの人々の多いこと。自分も、もっと若い日には神田方面の用事で来ると、このコースをよく走った。今日はさすがに遠慮。番組はまず、内館さんが震災後にどうして「雨ニモマケズ」が世界中に広まったかを質問する形で進められる。内館さんは、自分の賢治講座の、熱心な受講生でもあった。以前の「往還集」には個人情報なので名を伏せると書いたが、ご本人が週刊誌に発表しているので、もう解禁。話をしているうちに「ヒデリ」問題になった。賢治は「ヒドリ」と明らかに記している、しかし「ヒデリ」の誤記だとされてきて、目下「日取り」「日照り」「独り」の3説があるのだと。
(2月5日)