つまり唯一の神のみを是とする。
この立場に身を置くなら他の宗教に対して排他的になり、唯一の神を掲げて争いに出てしまう。
現に出ている。
またパスカルは神の知恵の言として
「あなたがたは、今では、もはやわたしがあなたがたを作った時の状態にはいない。わたしは、きよく・罪なく・完全な者として人間を創造した。」
と記す。
そして堕落した人間たちに、悔い改めを求めている。
私の理解を越えるのはこういう個所です。完全な者として作ったのは神自身、それが堕落したということは失敗作だったということ。
それならばまず責を負うのは神のはずなのに、なぜ「失敗してしまった、ご免ご免」と謝らず、人間にだけ悔い改めを求めるのだろう。
普通の論理からしたら、神の悔い改めが先にあるはず。
もしかしたら信仰とは、こういうクレバスをひょいと飛び越えてしまうことかも。
立ち止まるのは、非信仰者だけかも。
(2018年4月14日)