町内の公園整備を2班ずつ、土曜日の朝7時から行っています。
私は整備が好きなので勝手に毎回参加しています。
今日の参加者には優しそうな女の子もいました。以下そのときの会話。
「何年生?」
「4年生です」
「4年生の国語の教科書には新美南吉や宮沢賢治が出てくる?」
「はい、「ごんぎつね」をもう習いました」
「かなしい話だったでしょ」
「はい、とても」
「ごんぎつねが兵十さんのいわしを盗むんだよね。でもあとで後悔しておわびにクリとかキノコとか届けるんだよね」
「はい、こっそりと」
「それとは知らずに兵十さんは撃ってしまって、はじめてごんのおみやげだとわかる。かなしいねえ」
「はい、とても」
以下は私の独白。「南吉はどうしてごんが殺される物語にしたのだろう、生きている筋書きでは、名作とならなかっただろうか
。
新美南吉論に取り組んだ22歳の日にこの1点にこだわり、今日もまたこだわったのです。
(2017年9月2日)