これまでは結婚して子どもを産んでも、夫と妻はそれぞれに単独の存在だと思われてきました。
ところが増﨑氏によると
「胎児のDNAの半分はお父さんのものだから、お父さんのDNAが胎児を介してお母さんにいっちゃってる」
というのです。
ということは子どもを産んだあと憎しみ合って離婚しても、あるいははじめからシングルマザーになったとしても、もはやDNAに関しては単独ではないのです。
「エッ」と、目を開かされるではありませんか。
もう1点あげておきます。それは病気について。
「病気になることは必ずしも悪いことじゃない」
「病気になっても、それによって何か新しい自分に気がついたら、それはそれでプラス」「なんらかの異常をもつ子どもを産んだお母さんも、それがきっかけで変わるんですよ。親と子も一期一会。」
こういうことばに出会っただけでも幸せな気分になれる、私からもお勧めの本です。
(2019年10月6日)