かつて日本ではロシア民謡が大ブームになり、若者たちも相当に親ロ的だったことを、いまのロシアの人も大統領も知らないのではなでしょうか。
学生になって仙台に住むようになったとき、コンパがはじまればロシア民謡、歌声喫茶もロシア民謡という具合で、私もかなり歌いまくりました。CD「懐かしの歌声喫茶」全8巻も手元に置いているほどです。
ただし、かねてからいまにいたるまで、「??」が消えない歌詞があるのです。
「仕事の歌」の2番。
イギリス人は利口だから
水や火などを使う
ロシア人は歌をうたい
自らなぐさめる
というのです。
イギリスでは産業革命のおかげで豊かになった、ロシアにはそんな発達もなかったから歌で元気づけ合ったということなのでしょう。
けれど「イギリス人」「ロシア人」とか、一括りにしてイメージを作っていいのだろうかというのが私にのこりつづけてきた疑問です。
(2019年5月25日)