【往還集142】14 会費のこと・続

第1に、会費の負担がきついと感じられるようになってきた。「塔」の会費半年分は、1万円(月集・作品1)、9000円(作品2、若葉集)、学生3000円となっている。この額は標準的であり、茶道・華道などに比べればむしろ安い。だのに半年で1万円、1年で2万円に負担感が生じている。
第2に、振り込みの方法が意外と不便になってきている。郵便局が少なくなり、車を持たない年代になればさらに不便。コンビニからも送金できる時代とはいえ、それすらない辺地だってある。家にいながらでも電子送金する手はあるが、これこそ高齢者には縁遠い。
そして第3、これらのハードルを越えても納入しようという気概が年々薄くなってきている。結社に属していれば上達は早まり仲間もできる、それはわかっている、けれど自分はそこまでやらなくていい、縛られたくもないという気分が、どんどん広がっているのです。
(2018年5月17日)