
散歩にでかけるときには小型のショルダーバックを携行します。
そのなかにいつも入っているのは「森の手帖」。
このごろは森の奥深くまで行くことが少なくなりました。クマの出没情報が絶えないゆえ。
それでも「いかにも森だなあ
という所まで入りこみ、スケッチしたり、句を作ったりします。歌はなぜかゼンゼン浮かんでこない。
1月に入って連日の雪。やっと快晴。
さて散歩に出かけよう。
まず公園を横切る。
そのとき、あれあれ!と目をみはりました。芝草の雪がとけはじめ、さまざまな形になっている。
キョウリュウ、クジラ、ウサギ、フネ、ヒコウキその他。
まるで保育園の展覧会のよう。
これはおもしろい、今日の森行きは休みにして〈雪もようスケッチ〉に切り換えよう。
なにしろこれは冬限定の展覧会。
こうしてつぎつぎに写しとっていったらたちまち50。
目玉も入れるとほんとに生き始めました。
(2018年1月8日)