こうなると原発工事はおいそれとできなくなる。それでは儲けないので、国のトップが海外へセールスに出かける。原発のみならず核兵器はあちこちにあり、所有した国は廃絶へ向かおうとはしない。このような状況を目の当たりにすればいやでも「やがて人類は亡びる
と悲観せざるをえなくなる。ただし地球も亡びるわけでない。人類絶滅のあと、放射能にも耐える生物が出現し、地球史のほんの1頁に「人類史」を書き加えるかもしれない。ところが汚染された地球を脱出すべく、他の星を探したり、人造の星を造るという案もある。仮にそれが可能になったとしても、全人類が移住できるとは思えない。だれが移住するか、抽選するか、政治力・金力によるか、それともノアの方舟同様、神におまかせするか。だがまてよ、そのまえに問うべきは、「人類にはそこまでやる価値があるの?」だと思う。以上、新年の所感です。
(2018年1月1日)