映画「奇跡のシンフォニー」には、音楽の才能に秀でた少年が出てきます。
父親がボーカリスト、母親がチェロ奏者。望まれぬ子であったため、生れると同時に親から離される。
ところが両親から受け継いだ才能があったとみえて、少年なのに交響曲を作曲する。
どうやら音楽には、血筋とか家庭環境が影響するらしい。
自分の家庭は音楽から縁が遠かった。小5のときバイオリンを習ったことがありますが、才能のないことがわかってやめました(とはいいながら兄も息子もけっこう音楽好きだから環境説はあてにならないかも)。
以来、現在にいたるまで音楽に弱いことに劣等感を抱いてきました。
秘かに挽回しようと、歌人たちの推奨している音楽家のCDを買ってきては聴き、今更ながら奥深い世界にはまりこんでいます。
ごく最近では、松平修文氏の歌集『トゥオネラ』のもとになった、シベリウス「トゥオネラの白鳥」を。
(2017年7月14日)