【往還集139】7 青葉祭

仙台駅前で踊る「ひろせすずめっ子」のグループ

仙台の青葉祭は、例年青葉が定まった季節に開催されます。
宵まつり、本まつりと2日間つづき、多くの雀踊りの老若男女が街中を踊りまわる。
今年は2日とも絶好の天候に恵まれ、かなりの人出。
私も今日、街に出て熱い雰囲気を堪能してきました。
前奏曲がはじまると踊り子たちが全身を屈め、今か今かと待ち構える、ついに舞いに移り、しだいに激しさを増す、そして最後にぴたっと終演。
この一連の動きは、短歌的というよりは俳句的だといつも思ってきました。
今や、仙台伝統の催しとイメージされるまでに定着しましたが、はじめは規模も小さかったのです。
私が仙台商業高校に勤務していた1970年代は小規模でした。祭実行委員に仙商OBが何人もいて、展示用パネルを貸してくれ、行列に出る生徒さんを集めてくれと汗をかきかき依頼にきたものです。
それがいつのまにかこんなに立派な大祭典になったとは。
(2017年5月21日)