【往還集138】22 仙台商業高校跡地

仙商のあった場所をしのばせる石碑。

「ルノワール展」を見終って昼食をとりに地下鉄駅「国際センター
2階のレストランへ。
ドーナツとコーヒー。
大窓からたっぷりと入る早春の日差し。
川内(かわうち)については「往還集136
にも書きましたが、学生の日のスタート地であり3度目の勤務地でもある此処は、どっと追憶を呼び覚ます場所なのです。これからも懲りずに何度でも書くでしょう。
それにしても仙台商業に着任したのはいつのことかと、紙のはしにメモして計算したら41年まえ!この歳月の長さは今更ながら衝撃的。
校舎は転地してすでにない。辛うじて跡地の石塔が建つばかり。
ときどき思いがけない場所で、働き盛りの元生徒に会う。
私はクラスを持ったとき日刊のクラス通信を出した。放課後のホームルームで渡すとさっそくゴミ箱ポイの生徒もいた。
そういうことを覚悟のうえで、しぶとくやり続けたあの情熱はなんだったのでしょう。  
(2017年2月24日)