【往還集138】10 不易流行

久しぶりに街へ。
10数年まえに買った腕時計、電池が切れたらしくビクともしない。
5年まえも同じになって交換してもらいました。
中央通りの時計専門店です。
自動ドアがすーっと開く。
一歩足を入れたとたん密かな驚きが。
ガラスケースに各種の時計や貴金属、壁際には各種の柱時計、一番奥にはどっしりした接客用のソファ。
配置といい色彩といい空気といい、10数年まえと全く変わっていない。
いきなりタイムスリップした気分。
修理を終わって、一番町のファッションビルへ。
ここは1階から7階までほぼ服飾関係の店がつまっています。ファッションの動向に関心がある者にとって、見て周るだけでさまざまなヒントを提供してくれます。
ところが入ってビックリ。徹底的に模様替えされ、新設の人気レストランには行列さえできている。
大袈裟にいえば、いっぺんに不易と流行双方に立ち合ったというわけです。
(2017年1月27日)