渡辺幸一氏は、日本とイギリスの報道を比較しながら「日本のニュース・メディアは報道機関としての使命を十分に果たしていない」とも指摘しています。
「政権側に不利な、あるいは政権側が嫌がる情報を流さないように自主規制している」とも。
この点は国内にいてもよく感じます。
たとえば全国紙を開いても、沖縄問題がはたりと止んでしまった。問題がないからでなく背後の力を意識して自主規制しているから。
この逆に宮城県内のことでいえば女川の復興がかなりの頻度で伝えられる。復興自体はうれしい。
だが女川は原発の町。
再稼働を目論む目が背後にあって安全・安心を情報として流しているのでは。
肝心なことは、これらのことが、なんの意図も持たない公正なこととして、世の中に発せられているということ。
ではどうすればいいのか。
とりあえず、自分の感度を保ち、やすやすと情報操作にひっかからないこと。
(2017年1月11日)