2016年12月23日
またノーベル賞の話。
生理学・医学賞を受賞したのは大隈良典氏。その授賞式には招待者枠があり永田和宏氏も1員として加えられた。
その随行記「「日本発」で栄誉 友の晴れ姿」を「朝日」(12月22日付)に読みました。
永田氏は歌人、若い日からの長いつきあいですが、彼の研究している細胞生物学なるものはまるで知らない。
この分野では大隈氏と「七人の侍」といわれるほどの業績を重ねてきたらしい。
その彼の参列の記。
「壇上の友を見ながら、大隈良典という友を誇りに思うことはもちろんだが、サイエンスを通じて、こんな友人を持つことのできた自分自身を誇らしく思ったことだった。」
このように大隈氏を讃えているのですが、私の思いは、ちょっとちがう。
「賞の選考委員会はなんで永田氏も候補にしてくれなかったんだ、不公平じゃないか」
と、科学分野に無知なのに、長い歌友の肩を持ちたくなったのでした。