【往還集137】26 断捨離

2016年11月25日
「飢餓陣営」といえば佐藤幹夫氏の個人編集誌。文学・芸術・思想・医学などなど幅広い分野を扱います。佐藤氏本人も何冊もの著書を出していますから、そのエネルギーたるや並ではない。
44号の後記を読んでいたら、本まみれになったのでとうとう断捨離をはじめたとある。

「止み難き雑誌への偏愛はいかんともしがたい」

といいながら。
それを読んだ自分、よし、こちらもはじめようと思い立ったのでした。
私の関心分野もなんだかんだですから、資料は溜る一方。
以前の家は、本の重みのため宮城沖地震で襖がガタピシになりました。
その反省があるので、書庫を主目的にいまの所に建てたのです。
以来、20年。今や、書庫すらはみ出しそう。
3・11のときは危機一髪の目にもあった。

「よしこの際自分も断捨離だ

と意気込んではじめたのです、心を鬼にして。
そうなんです、鬼にならなければできないことでした。