【往還集137】24 長沼

2016年11月24日
宮城県北には、伊豆沼、内沼、長沼、沼という大きな沼があります。
沼というより湖のイメージです。
初任校が若柳高校だった自分は、白鳥の沼として観光化される以前の伊豆沼によく行きました。
長沼はそこから割合近くにあります。たっぷりと水をたたえた自然の香り一杯の湖面。 
そこがいきなりオリンピック会場候補地としてクローズアップされた。
小池都知事も下見に来た。
村井宮城県知事も炎上し、復興予算を有効に使うなどと見栄を切りはじめた。
さらに地元でも招致運動がはじまった。
ところが今日、「否」の結論。
がっかりしたかって?いえいえ、私としてはほっとしました。
だいたい復興予算をつぎ込むなんて趣旨がちがう。
それにいざ工事がはじまったなら秋・冬もやるだろうから、白鳥も雁も寄りつかなくなる。
ラムサール条約だって無視される。
というわけで白鳥さんと共に内心ほっとしているのです。