2016年10月27日
昨日、仙台地裁で大川小学校訴訟の判決がありました。
午後3時、テレビを注目していると、報道陣のまえへ駈けつけた人が
「勝訴 子供たちの声が届いた!!」
2016年10月27日
の横断幕を広げました。
子どもたちの無念もこれで少しは晴れると、ほっとした思いになりました。
ところがもう一人が
「学校・先生を断罪!! 歴史を刻み未来をひらく判決」
を掲げたとき「???」の違和感が生じたのです。
これでは子どもたちの心とかけ離れているのではないか。
訴訟であるかぎり、勝ち負けは決めなければならない、賠償法を適用させるためにも相手の過失をはっきりと明記しなければならない。
つまり先生たちを「ワルモノ」と指定し、「学校・先生を断罪!!」と明言しなければーー。
けれどこの司法言語、なんと情けようしゃなく、冷たいことか、これではなによりも、子どもたちが「???」と首を傾げているのではないでしょうか。