【往還集136】27 本を読むということ

2016年7月22日
私は紙媒体と電子書籍両方用意しているのですが、紙媒体でないとどうしてもうまくいかない。
なぜなら読み進めながら線を引いたり、難解語は調べて書きこんだりする。
さらに読後には重要記述を別紙にノートして扉に貼り付け、読書ノートがわりにもする。 
つまり私にとって読むことは、本との対話です。
こういう作業は電子書籍では困難。
ただし紙媒体で困るのは活字の小ささです。若い日には、大きめの活字を軽蔑する傾向があったのに、視力の衰えたいま逆襲されています。どうしても必要なときは、拡大コピーしてもやはり紙媒体によります。
こういう私にとって困るのは「この本の書評をしてください。お手持ちでないときはこちらからお送りします。使用後は返却して下さい。」という依頼状。
読んだあとに形が消えてしまうなんて、読書ノートにもならないなんて。
というわけで残念ながら大抵はお断りしています。