2016年7月15日
「読書ノート」その3。
「Oggi」2013年8月号「この人に今、これが聞きたい!163」で、元プロ陸上選手為末大が語っています。
陸上は30歳を過ぎると身体能力が下がる、
「でも本を読んだりものを書いたりしていくうち、体力は落ちても考えることや理解することは年齢と共に力がついていくことに気づきます。」
為末という人、ただのガムシャラな選手ではない、自分を客観視する目を持っていると、私は感心しました。
「多くのものを手に入れようと思わないこと。自分がやりたいこと、実現したいことを考えるよりも、やらなくてもいいこと、手放してもいいものを挙げてみるのです。やりたいことはひとつで十分で、それ以上あると、いつまでも満たされない気持ちは変わらないから。」
どんな分野にも、野心を先立て、有名であることに酔ってしまう人がいます。
けれど、沈着に自分自身を見つめる人もいるものですね。