2016年7月14日
毎日舞いこんでくる情報は、国内外を問わず、心に重くのしかかるものばかり。
身近の例でいっても、福島原発の影響が今からこそ顕在化してくるというのに、〈国家意志〉は再稼働へごり押ししようとしている。
可能なら「日本脱出したし」。
が、海外では連日のようにテロが頻発、安心できる国がどこなのか、もうわからない。
そんなときつぎのような一文に出会い、思わず書きとめたくなったのです。
「虚飾の時代です。利を得るに手段を選ばず、欺き、殺してまで目先の富を守ろうとする風潮が、世界中で目につきます。」
「東部のアフガンという辺境の一角で、世界の流行に惑わされず、ここまで来れたことに感謝します。今後も変らず心ある人々と協力し、実のある歩みを続けていきたいと思います。次の時代を拓く確実な手がかりだと信ずるからです。」(「ペシャワール会報」128号「二〇一五年を振り返って」中村哲)