2016年7月9日
NHKテレビの「ブラタモリ」をよく見ます。
タモリの好奇心の旺盛さがいい。
それにも増して、アシスタント役の桑子真帆アナウンサーが楽しい。
ニュースを読むときのマジメ顔から一変、事あるごとにケラケラ笑う。
私は「ケラケラ姉ちゃん」
と呼ぶことにしました。
その桑子さんが任期を終えて番組を去りました。
ある日、ラジオを聞いていたら「ブラタモリ」の思い出を語っています。
打合せでタモリにはじめて会ったときまず「アナウンサー根性を捨てろ
といわれたと。
なぜなら、アナはとかく進行を仕切りがちになるから。
これはけだし名言。
取材番組のとき、特にやりてのアナウンサーは自分の調べた知識を先行させ、隣に〈地元人〉がいるというのに、発言のチャンスも与えずに仕切ってしまいがち。
これがアナウンサー根性。
そのためやりての印象をのこすのですが、じつは他者を生かすゆとりがまだないのです。