2016年6月29日
これまでいくつもの水族館を訪れました。そのたびに動物園とは根本的にちがう雰囲気を感じます。
動物のほとんどは人間と同じ空気を吸う、いわば地上的存在。
それに対して魚類は水中的存在。
根本的にちがう空間を、地上に設置したのが水族館です。
「仙台うみの杜水族館」が開設されて一年。連日の人出もやっとおさまりつつあるとのこと。
そこで今日行ってきました。
到着と同時にイルカショー。海の巨体が空中に躍り上がるのは、やはり迫力満点。
終了ののち一階へ戻り、水槽の一つ一つを巡りました。
熱帯魚の色彩は、この世のものとも思えぬ華麗さ。白く長い無数の尾を引く、クラゲの優雅さ。
いったい魚たちは、自分がこんなにも美しいということを知っているのでしょうか。
「鏡よ鏡」と唱えながら、わが身にうっとり見入ったりしているのでしょうか。
聞いてみたいのに、そしらぬ顔で泳ぎ去っていくだけです。