2016年6月20日
「インスタグラム」とは、無料の画像共有アプリケーションのこと。
モーア氏はさらに興味深いことを指摘します。
ファッション界にリアルタイムの〈体験〉を通じた感動への回帰の動きが出てきた、それは反デジタルの衝動にもかかわらず、
「それを本当の意味で目に見えるものにするためには、インスタグラムという新たなテクノロジーの登場に頼らなければならなかった」
と。そして新たなイベントに触れながら、
「うれしいのは、そのために必要なのがお金ではなく、想像力と創造力さえあれば、誰でも勝負に臨めること」
と、きっぱり発言している。
私はここでモーア氏の分析の主要な部分を抽出しただけですが、それでも一ファッション界だけのことでなく、国境を超え、しかも多くの分野に共通していると直感するのです。
世界規模で見たら東洋の一辺境国の日本、そのなかの一偏狭分野たる短歌も例外ではありません。