2016年6月15日
本土に住んでいるのはツキノワグマ。性格は案外穏やかで、めったに人里へ降りて来ないし、子連れでなければ人を襲ったりしないといわれてきました。
ところが今年になって出没数が増え、山菜採りに入った人が何人も亡くなっています。
目下、毎日のように目撃情報が新聞・テレビを賑わしています。
山村に住んでいる人は、見かけてもいちいち通報しないそうですから、実際の出没はかなり多いのでしょう。
私はツキノワグマには、好意を抱いてきました。
小学1年のとき、父と兄と平泉祭に行ったことがあります。
そのときアイヌの人が木彫りの露店を開いていました。
父がお土産に、長さ12センチほどの小さいツキノワグマを買ってくれました。
それを今にいたるまで、66年間も大切に飾っています。
表情は、月の光こそがふさわしいやさしさ。そのイメージがあるので、クマ=獰猛とされることが悲しいのです。