2016年4月26日
書店の数が激減した。本はできるだけ実物を手にしたうえで買いたいから、街へ出たついでに書店に立ち寄る。
けれど売れ筋がずらーっと並んでいて、こちらが欲しいのはめったにない。
いきおいアマゾンへ発注することになるが、到着日があまりに速くて、かえって不気味だ。
ちなみに最近注文したのは、
●デーヴ・グロスマン『「人殺し」の心理学』、●スベトラーナ・アレクシエーヴイチ『チエルノブイリの祈り』『戦争は女の顔をしていない』、
●柏崎驍二『北窓集』、
●ドナルド・キーン『石川啄木』
などなど。
それらのほとんどが翌日、遅くても翌々日に届いた。
驚くではないか。注文した以上、すこしでも間隔をおかずに手にしたい。
けれど、これでは「待つ」時間が削り取られる。
それに、受注してから配送・配達するまでのシステムのどこかで、肝心の人間を壊しているのではないか。そのことがどうしても気がかりになるのだ。