2016年4月22日
「そういうことになる前に、歌会始の問題を論議しておかなければならないのに、そこをふせて「時代の危機」へと一般化するのはおかしい、手ぬきだと私は考えています。賛成・反対・疑問いずれでもいい、まずは情報をオープンにし意見をかわしておかなければ、いざというときになしくずしになってしまうのではないでしょうか。」
アンケート掲載は、「新日本歌人」の5月号予定という。そろそろ出るころだろう。
近年の、危うい政治潮流に対して、「ノン」を唱える歌人たちのシンポジウム・集会が開かれた。
私は参加する機会をえないできたが、事後の記録などを読んでいると、歌人としての問題提起なら、歌会始は抜かすことができない、だのになぜそこには触れずに、いきなり潮流を語るのだろうという疑問が浮かんでくる。
天皇制・国家に最も近い位置に置かれている分野は、短歌だからだ。
だのに、なぜ?なぜ?