【往還集135】33 吉崎さん

2016年4月17日
4月11日、「弊社社長・吉崎雄一死去の報告、ならびに葬儀のお知らせ」が舞いこんだ。 
「吉崎雄一」とは「さつき印刷」の経営代表だ。
「弊社社長」といえばいかにもばりっとした肩書だが、その人柄からして「吉崎さん」と呼ぶにふさわしい。
「路上」刊行は第63号から今日にいたるまで、さつき印刷さんにお願いしてきた。
以来24年。
だいたいの割り付けをすれば、こちらの呼吸を読み取ってきちんとやってくれる。だからここまで続刊することができた。
こちらも高齢へまっしぐらだから近号には「150号をもって終刊の予定」「発行者に不測の事態が生じたときは、その時点で終刊」と書いた。
その事態に想定したのは、自分の健康とさつき印刷さんの廃業だ。
吉崎さんの逝去によって、現実のこととなった。
が、突然のことなのでまだ決めかねている。まずは吉崎さんの逝去を悼みこれまでのご助力に感謝申し上げたい。