【往還集135】32 1か月

2016年4月17日
声を出さなければどうにもならない講座や講演を、5月からいくつか抱えている。
完治までまた3か月かかるのでは不可能になる。
ドタキャンしたのでは、相手に大変失礼なので、あらかじめこちらの症状を告げ、場合によってはダメになるかもしれないと連絡することにした。声が作動しないのでフアックスで。
こうして通院しつつ、安静につとめる日々を送ってきたが、なにしろいつ元に戻るか皆目わからないので、出口のないトンネルに迷いこんだ気分。
細かい活字も読めないから、歌集・句集・童話集などを開く。少しずつ読む。
こうして1か月たとうとするころ、ほんのわずかながら倦怠感が抜け、声も戻りはじめた。
そこでやっとパソコンに向かうことができるようになった、多少まだふらつきはあるものの。
まず2カ月間休んだ「往還集」を再開しよう。この間に生じた、大きなふたつの出来事から語りはじめよう。