2016年4月16日
東日本大震災から5年。
5年というのは圏外の人にはすでに過去。けれど圏内の人にとっては、忘れるにまだまだ早い歳月だ。
しかしながら、いつまでも引きずっていては生きていけない。
そういう引っ張り合いを内心にかかえる歳月でもある。
それと直接かかわりがあるかどうかはわからない。5年目の行事を終えて1週間たったころ、私はいきなり咳喘息にかかった。やっとおさまったと思ったら今度は声帯不作動と全身倦怠、そして視野衰弱に襲われた。
同じ症状を11年まえに抱えたことがある。定年退職、親・親戚の度重なる死去、そしていくつかの仕事をこなしていたときのこと。声が出ない、無理して出すと息苦しくなる。いくつかの病院で診てもらっても、原因不明。春から約束していた仕事のいくつかは断って、安静にすること3カ月。ごく自然に、声と体力がもどってきた。
あのときの症状とよく似ている。