2016年2月3日
編み物をつづけているうちに左小指が痛み、なかなか治ってくれない。
休息やむなし。
そのため編み物時間を持て余すことになった。
さてどうするか。
和紙片をいっぱい持っていることを思い出す。9㎝×13㎝。
これにカット描きをやろう。
はじめたら、おもしろいではないか。
のめりこんで、150枚を越えた。
そのうちに「赤い鳥」のカット模写も思い立ち、所蔵している復刻版を取り出してきた。大正期の画家たちが、アルバイト気分で描いたのだろうが、どうしてどうして、味のあるのがいっぱいだ。
というわけで人物画の模写をしているうちに、どれも人間の骨格がしっかりしていることに気づいた。
彼らは絵描きをめざして、デッサン修業を積んだ、その基礎力が下地にはあるのだ。
さて短歌の場合、デッサンに相当するのは何だろう。
基礎修業抜きでやろうなんて甘いと、「赤い鳥」の画家たちにいわれているような。