2016年1月2日
夫婦別姓問題がずいぶん問題になり、司法のうえでは、旧家族主義側の勝利のような形でひとまず決着した。
要するに別姓になっては家族の形が危うくなる、簡単に離婚する例もふえてくるという、旧来の保守層の考え方だ。
この件に関する私の考えは、別姓にするか同姓にするかは、当人たちの選択でよいとするものだ。
そもそも一方の姓にすることによって、たとえば「佐藤家」のものになるなどという旧家族主義的感覚には、以前から違和感がある。そんなことに縛られるなら、別姓がよい。
ただ別姓になって困るのは子どもの姓をどうするかだ。
ならばいっそのこと姓を全廃してはどうか。そもそも庶民は無姓だったし現に名前だけで通している人もいる。
それに対して戸籍を作るうえでは姓がやっぱり必要だとする考えもある。
けれど目下悪名高い「マイナンバー」が戸籍だけのことなら解決する可能性がある。