【往還集134】49 イチョウ

仙台市街のイチョウ並木。
西公園で一面のイチョウを撮っている私の影。

2015年11月17日
蕃山(ばんざん)の麓に弥勒寺がある。境内には樹齢350年のイチョウの樹がそびえる。黄葉の季節になると、それはそれはみごと。金色の落葉が大布となって地面を覆い、風もないのになおひらひらと舞い落ちる。
この時期仙台のいたるところがイチョウで彩られる。
今日は弥勒寺を出発点に、ぐるりと市街をめぐって、イチョウ見物をしてきた。
西公園
晩翠通り
河北新報社前
東北大学片平構内
評定河原
どこもかしこも完璧なまでの黄金色。常套的表現ながら「油絵のよう」の比喩しか浮かばない。
仙台で最大のイチョウといえば銀杏町にある乳銀杏だ。樹齢1200年、高さ32メートル、周囲8メートルの巨大さ。
近くに住んでいたときは何度も見に行った。太い幹から垂れさがる気根はまるで鍾乳石のよう。
あまりのグロテスクさにたじたじとなり長居はできなかった。
興味のある方は「乳銀杏」で検索してみてください。