2015年10月7日
昭和最後を飾る傑作コピー、それは「愛は決してーー」。
昭和天皇の崩御は1989年1月7日。
直後の1月10付「筑波学生新聞」に「ラブホテル深夜張り付きルポ」が掲載された。
この記事を切り抜いて保存してきたが、変色し、保存限界なのでここに再録しておきたい。
「つくばの年末年始は静かだ。筑波大生の多くは帰省する。しかし、在筑している者はこの冬休み、特に大みそか、正月という国民的行事の日に、一人でいなければならない。もちろん、東京に遊びに行くという手もある。しかし、それはただの″逃げ″でしかない。記者は自分の寂しさに立ちむかうため、NHKで谷村新司が『群青』を歌っているころ、筑波大に最も近いラブホテル『T』を深夜三時間にわたって張り込んでみた。もちろん寂しさの敵は愛だ。そして、愛は決して自粛しなかった。」
これを書いた「筑波学生新聞」の人、今はどこでどうしているだろう。