【往還集133】49「勝負」

2015年5月20日
 永田和宏は「歌壇」に日録+短歌を連載している。そのスケジュールの凄まじさには驚く。科学者として歌人として文字通り東奔西走。けれど体力があり、流れに乗ればそれは案外楽なこと。本当の勝負は寝たきりになり、外に出られず、自分だけになったとき。そうなってなお豊かに生きていけるかどうか、だ。