【往還集132】 140字偶感篇(1)「縦走の日」

2015年2月24日
1週間も家に籠って仕事していると、無性に人恋しさがわいてくる。この孤独感、いつかどこかで味わったなあと思いめぐらしているうちに、そうだあれだと気づいた。連峰を数日かけて縦走したことがある。テント生活だから、人界とは完全に切り離されている。あの独得の孤独感と、これは似通っている。