【往還集132】 140字偶感篇(1)「記事」

2015年2月17日
そうだ、あの記事は切りぬいておくんだったと思い出し、新聞をひっくり返しはじめる。きのう、いや二日前だったかなど記憶はあいまい。たしか、写真入りであったはず。こうして探すときに限って、どうしても見つからない。この運に見放されっちまったという不燃焼感を、これまで何度抱いてきたことか。