【往還集132】 140字偶感篇(1)「美しい文章」

2015年2月17日
評論でも、美しい文章には魅せられる。「現代短歌」3月号澤村斉美「歌壇時評 死者の実感」からの引用。「かなしみに暮れるのでもなく、鎮魂でもなく、そこに存在する死者を生に容れ、喪失に言葉を与え、生きていくという方向へ向かっている歌がある。」歌であり、詩であり、箴言でもある、そういう一文だ。