【往還集132】 140字偶感篇(1)「近景、遠景」

2015年2月14日
近景は、雪。風がなくて、ますぐに降る。その雪を透かして遠景には午後の日差しを浴びる森が。自分の周辺は雪に閉ざされているというのに彼方は光の世界、いやもしかしたら記憶以前の、つまりこの世に生まれる以前の未生の世界かも。こういう場面を歌にできたら、少しはましな歌人になれるのだけれど。