【往還集132】 140字偶感篇(1)「近藤芳美」

2015年2月8日
近藤芳美の、戦後最初の評論集『新しき短歌の規定』を読みはじめる。いきなり、「もし僕の心中一片の宗匠根性があつたなら、何よりも自ら鞭うたなければならぬ。」なんて、肩先を尖らせたものいい。若かったねえとまずは感嘆してしまう。これが敗戦直後であり戦後青年でありトップランナー近藤芳美だった。