【往還集132】 140字偶感篇(1)「息を殺して」

2015年2月8日
世にもおぞましい事件が起きる。若い容疑者の顔写真がネットに出回る。経歴も親もあばかれる。こんな立派な家族なのになにがあったのかとマスコミはさわぐ。関係者はひたすら身を潜めているほかない。近所でもつらい事件があった。周辺の人は心をいためながらも息を殺して時の経つのを待つほかない。