２０１５年２月２日
「ここは津波で大きな被害のあったところです」と看板がある。こうでもしないと大震災があったなんてこと、もうわからない。瓦礫は姿を消し、茫茫の枯草が風になびくだけ。年々忘れ去られ、忌日にだけ話題になり、ついには、なあんにもなかったことになっていく。そういう海のほとりを今日も歩いてきた。