今年ものこりわずか。1年間をふり返って所感を記すことにする。
とはいっても、鬱寸前の事柄ばかりがつるつると出てくるので我ながら困る。
今日は12月20日。去年の今日、いきなり耳鳴りのはじまった日だ。左耳の奥にキーンと金属質の平板な音が生じ、そのまま住み着いてしまった。朝、昼、夜、いつでもキーンで、夜には不眠状態となる。
この不安と苦痛。
耳鳴り専門医を見つけて諸検査。結果は「病気ではありません、細胞が壊れたので現代医学では治療困難、原因は老化やストレスと考えられています」。ストレスについてなら、3・11以来思い当たることが山とある。
以来、薬による対症療法をつづけているが、同じ症状が多発していることを、通院するたびに知るようになった。
「昼となく夜となく生(あ)れて切れ目なし金の延べ棒のやうな耳鳴り」
これ、自作。「金の延べ棒のやうな」は修辞でなく実感そのままです。
(2013年12月20日)