昨日は「NHK公開復興サポート明日へin東北大学」が、川内キャンパスを会場に開かれた。
その一つが「震災を詠む」。3・11の年に第1回目をやったから、今回が2回目。選者は東直子さんと自分。
ゲストはフリーアナウンサーの生島ヒロシさんと歌手のクミコさん。控室では生島、クミコ両氏とガハガハ笑い合うにぎやかさ。この分では今日の歌会、大いに盛り上がりそう。なにしろ1回目のときは、1首ごとに会場全体がもらい泣きした。震災後8か月後だったから、被災圏の誰もが生傷を負っていた。
さて山田賢治アナウンサーの司会、加賀美幸子アナウンサーの朗読で会が進むにつれて、超元気のはずの生島、クミコ両氏が何度も慟哭しはじめた。気仙沼出身の生島さんは妹さんも実家も失っている。クミコさんは石巻でリハーサルに入ろうとして被災した。その体験がフラッシュバックしないではいられなかった。
(2013年2月12日)