昨日、やっと宮沢賢治学会の冬季セミナーを終了した。はじめは参加者50人と見積もっていたら、日毎に申込者がふえて定員200名が満杯。立ち見の人まで出た。この人熱で、寒中というのに部屋のなかの暑いこと。 私の担当したパネルディスカッションは「賢治と震災」。英文学の富山英俊さん、地質学の加藤碵一(ひろかず)さん、演劇の石川裕人(ゆうじん)さんがパネラー。
富山さんは、「雨ニモマケズ」がどのようにして海外に広まったか、訳文を提示しながら話す。
加藤さんは、三陸の地震と断層の関係を過去から現在にわたって話す。
石川さんは、賢治劇を各地の野外で続けてきた模様を話す。
どれもが熱のこもった内容で、時間はどんどん経過する。残り時間は30分しかない。やむなし、パネラー同士の討議は抜きにして、会場との対話をはじめたら、これまた発言者が次々に出る。充実の汗をかいた。
(2月19日)